漫画「鬼滅の刃」を全巻全話ネタバレしていきます!
まずは1巻からですが、鬼滅の刃ってどれだけ最新話まで読んでいる状態でも1話から読み返せるほど面白いですよね…♡
これから「鬼滅の刃」を読むぞという方はもちろん、ちょっと振り返りたいなという時にどうぞ!
鬼滅の刃1巻全話ネタバレ(1話〜7話)
- 1話「残酷」
- 2話「見知らぬ誰か」
- 3話「必ず戻る夜明けまでには」
- 4話「炭治郎日記・前編」
- 5話「炭治郎日記・後編」
- 6話「山ほどの手が」
- 7話「亡霊」
1話「残酷」
兄ちゃんが絶対に助けてやる!
少年・竈門炭治郎は叫びながら、雪山を必死で走り続けていました。妹・禰豆子を背負って。
炭治郎は、母と弟妹5人と共に山で炭を焼いて暮らしていました。
今日も町に炭売りに行き、帰りの山道は真っ暗です。
鬼が出るから泊まれと言ってくれた三郎爺さんの家で一夜を明かし家に向かうと・・・
突然漂う血の匂い。すると戸口に、倒れた禰豆子と弟が!
家の中では母と弟妹が、無残な姿で息絶えていました。
一体何が!?
せめて息のある禰豆子だけでも助けねばと、無我夢中で疾走する炭治郎。
ところが、あろうことか、禰豆子は鬼になっていたのです。
禰豆子はすごい形相で、兄に襲い掛かってきたのでした!
すると突然、刀を握る青年が現れます。
刀身には「悪鬼滅殺」の文字が。
禰豆子を殺そうと手厳しく斬りかかってきます。
そいつは鬼だ、鬼は人を喰らう、だから殺すのだと。
炭治郎は泣いて妹の助命を請います。
そんな彼に青年は言い放ちました。
生殺与奪の権を他人に渡すな、そんな弱者には何も守れない、と!
禰豆子をめぐりもみ合う二人。
ところが青年は驚きました。禰豆子が炭治郎をかばうのです!
普通の鬼とは違う何かを察知した青年は、狭霧山の鱗滝左近次を訪ねろと炭治郎に伝え、冨岡義勇と名乗って去ります。
大好きだった家族の亡骸を埋葬した炭治郎と禰豆子。
二人は再び、手を取り合って駆け出しました!
2話「見知らぬ誰か」
炭治郎は鬼になった禰豆子と二人で狭霧山を目指します。
禰豆子は太陽の光が本当に嫌いな様子。
炭治郎は禰豆子のために籠をもらってきますが、最近まで幼く小さかった妹の成長にしみじみします。
でも、いいことを思いつきました!
この前大きくなれたのだから、この籠に入るくらい小さくもなれるのでは?
禰豆子は口枷の竹筒をくわえていますが、言葉はちゃんと分かります。
籠にググっと顔を突っ込むと、すっぽり入ってしまいました!
禰豆子の動き、かわいすぎますね。
これで禰豆子を背負って歩けるようになった炭治郎。
二人で狭霧山を目指します。
夜になったので道端のお堂で休もうとすると・・・血の匂い!?
炭治郎はとても嗅覚がいいのです。
お堂の中には、沢山の亡骸とともに人肉を喰らう鬼がいました。
とっさに、鬼の首に斧の一撃を食らわせた炭治郎。
鬼は二人の気配に違和感を感じますが、すぐに傷口を治して炭治郎に逆襲を試みます。
そのさなか、なんと禰豆子が鬼の頸を一蹴!!
胴体と離れた鬼の首は、両腕を生やしてなおも襲ってきます。
炭治郎は得意の頭突きと手持ちの斧で、首を木の幹に打ち付けることに成功したのでした。
持っていた小刀でとどめを刺そうとしますが、突然背後から声が?
そんなものでは鬼を倒せん。
そこには、天狗の面をつけた男が立っていました。
3話「必ず戻る夜明けまでには」
炭治郎に音もなく近づいた男。
その男こそが、炭治郎が訪ねようとしていた鱗滝左近次だったのです。
その少年を育てて頂きたい。
鱗滝は、雪山で炭治郎に会った義勇から頼みを受けていたのでした。
鬼の首を目の前に、逡巡する炭治郎。
どうしたら苦しませずに殺せるか、という優しさでした。
そうこう迷っているうちに朝日が差し、鬼は灼けて消えてしまったのです。
この子は鬼を殺すには優しすぎる。無理だ。
そう直感した鱗滝は、炭治郎に唐突に質問しました。
禰豆子が人を喰ったらどうするのか?と。
間髪入れず、炭治郎の頬に張り手が飛んできます。
妹を殺し、自分も死なねばならぬ。すぐ答えられなかったのは覚悟が甘いからだと。
禰豆子を背負っていくとはそういうことだ、と説くのでした。
そして、炭治郎が鬼殺の剣士に相応しいかを試すため、狭霧山に登ります。
炭治郎にいきなり出された課題は、山を下りて麓の鱗滝の家までたどり着くこと。
しかし、ただの山ではないことが少しずつ分かり始めます。
空気がすごく薄い。そこかしこに落とし穴があって、丸太が飛んできて・・・
痛い、苦しい、失神しそう・・・でも罠の匂いが分かってきた!
満身創痍の炭治郎が山の麓の家にたどり着いたのは、夜明け寸前でした。
お前を認める、と鱗滝。
炭治郎の運命が動き出しました。
4話「炭治郎日記・前編」
鬼は人間を喰らって時には異能を持ち、太陽の光に当たるか日輪刀で首を切られる以外は、何度でも再生します。
そんな人間の能力を超えた存在に生身で立ち向かう集団が、鬼殺隊(きさつたい)です。
炭治郎も、鬼殺隊への道のりを歩み始めました。
鱗滝の正体は、鬼殺隊の剣士を育てる「育手(そだて)」でした。
炭治郎は、猛特訓の日々を日記に綴ります。
山下り、素振り、鱗滝さんからの転がし祭り。
刀のことも教わります。
まっすぐに力を入れねばならぬこと、そして絶対折らぬこと。
ひとつ心配は、禰豆子が眠り続けることでした。
このままもし目覚めなかったら・・・。
そうして1年を過ごした炭治郎に鱗滝は告げます。
もう教えることはない、最後の課題を与える、と。
大きな岩がありました。炭治郎が4、5人手をつながないと取り囲めないくらいです。
しかし、それを切ったら「最終選別」に行くのを許可するというのです。
当然ながらとても刀で切れるとは思えません。
炭治郎は半年ひたすら、習ったことを繰り返しました。
それでも、やはり切れない。
くじけそう、負けそうな自分を叫んで鼓舞します。
すると突然、狐の面をつけた青年が。
うるさいと一喝し、切りかかってきました。
強い…
炭治郎は太刀打ちできず、突き飛ばされてしまいました。
5話「炭治郎日記・後編」
いきなり現れた狐面の青年は、ひたすら炭治郎に打ち込んできます。
お前は鱗滝さんの教えを何も身に着けていない。男なら進むしかない。
怒号が飛びます。
この青年は鱗滝さんのことを知っているのでしょうか?
炭治郎は全身の力を振り絞りますが、呆気なく飛ばされ、失神してしまいました。
目を開けるとそこには、少女の顔が。
真菰(まこも)と名乗るこの少女は、青年が錆兎(さびと)という名前だとも教えてくれました。
真菰は、炭治郎の弱点を具体的に指摘します。
鱗滝さんが大好きだというこの少女は、ふわふわとした言葉で「全集中の呼吸」を説明します。
肺を大きくして空気を取り込み、血と筋肉をびっくりさせる。
そうして熱くなると、人でも鬼のように強くなるんだと。
そして、死ぬほど鍛えるしかないと語りました。
半年後、体がちぎれるような訓練を重ねた炭治郎は再び、錆兎に挑みました。
彼も真剣を手にし、真っ向勝負が始まります。
勝負は、ほんの一瞬でした。
この日初めて、炭治郎の刃先がごく一瞬だけ先に、錆兎に届いたのです。
二つに割れた面から覗いた錆兎の顔は、笑顔でした。
泣きそうで、嬉しそうで、そして安心したような微笑み。
アイツにも勝ってね、と言う真菰。
と、その瞬間、二人の姿はなく、錆兎の面を切った炭治郎の刀は岩を真っ二つにしていたのです。
6話「山ほどの手が」
鬼を倒すには、急所の頸を落とさねばなりません。
それも日輪刀(にちりんとう)という鬼狩り用の特別な刀でです。
炭治郎は「隙の糸」が見えるようになりました。
それは相手の隙とつながっていて、太刀筋を打ち込む場所が見えるとピンと張るのです。
鱗滝は本心では、炭治郎を最終選別に行かせたくありませんでした。
もう子供が死ぬのを見たくないからこそ、無理難題を出したのです。
しかし、岩を切った炭治郎の思いの強さを感じ、ひしと抱きしめました。
必ず生きて帰ってこい。禰豆子も待っている、と。
炭治郎は、鱗滝手製の「厄除の面」という狐のお面を受け取り、最終選別に出発します。
その時炭治郎の口から出た錆兎と真菰の名に、鱗滝は動揺しました。
死んだ子たちの名を何故知っている・・・と。
藤襲山(ふじかさねやま)には鬼の嫌いな藤の花が年中狂い咲いています。
ここには鬼が閉じ込められていますが、藤の花のせいで出られないようになっているのです。
炭治郎が到着すると、相当な数の参加者がいました。
この中で7日間生き抜く、というのが最終戦別の課題です。
おかっぱの双子の女の子の説明を受け、皆山に分け入ります。
炭治郎は早速鬼2体と遭遇。
水の呼吸。糸の匂い。肆ノ型・打ち潮で倒しました!
これなら鍛錬でやってきたことが通じる、と思った矢先・・・
ものすごい数の手がニョキニョキ生えた、巨大な鬼が目の前に!
7話「亡霊」
巨大な手鬼(ておに)は、炭治郎から既に明治が終わったと聞き、激しく怒ります。
こんな所に閉じ込められている間に時代が変わった、鱗滝のせいだと憤りが止まりません。
なぜ鬼の口から師匠の名前が?さっぱり分からない炭治郎です。
手鬼は、炭治郎をあざ笑うかのように言います。
子供を50人は食った、と。
そういえば鱗滝さんが、鬼の強さは喰らった人間の数だと言っていたな。
手鬼は、鱗滝の子供は13人全て食ったのだ、とも言い放ちました。
閉じ込められた怒りを復讐心に変え、弟子を喰らうことで晴らそうとしてきたのです。
そして驚愕の事実が。
宍色の髪をした一番強かったガキ、花柄の着物ですばしこかった女のガキも食った?
つまり、錆兎と真菰ではありませんか!!
鱗滝さんの厄除の面こそが、弟子の目印だったというのです・・・
怒りに震えカッと瞳を見開く炭治郎。
気持ちのあまり技も呼吸も乱れ、吹き飛ばされてしまいます。
そんな炭治郎の瞼に浮かんだのは弟でした。起きて、兄ちゃん!!
意識を取り戻した炭治郎。
土から匂いがすると思ったら、何と地面から鬼の手が!
下からの空中攻撃を必死で躱したところ、手鬼の間合いの内側に入れました。
腕を伸ばしきった作戦が仇となり、戻すのに手間取る手鬼。
その瞬間、見えました、隙の糸だ!!
炭治郎渾身の壱ノ型・水面切りは決まるのでしょうか!?
鬼滅の刃1巻感想まとめ
第一話から急展開でしたね。
家族を突然失うという過酷すぎる運命に直面しながらも、大事な妹のために頑張る炭治郎をついつい応援してしまいます。
絶対的な正義のためにというよりは、自らの大事なものを守り助けようとする姿に、共感する方も多いのではないでしょうか。
そして、鱗滝さんの猛特訓を(意外と)淡々とこなしていることに、私はすごいと思ってしまいました。
そして、早速個性あふれる人物が登場しますね!
一見冷徹の塊に見えた冨岡義勇ですが、炭治郎の気持ちをわかるよ、と心で語りかけていました。
鱗滝さんにも手紙を送っていましたね。どんな人物なのか気になるかと思います!
鱗滝左近次は、一体何歳なのでしょうか!?
第7話に、手鬼を藤襲山に閉じ込めたのが47年前というエピソードが出てきますから、鱗滝さんが当時20歳だとしても今は67歳、当時15歳だとしても62歳にはなっています。
本当に、身体能力・発言全てが物凄いおじさん(おじいさん?)です。
でも、半端でなく厳しい指導の根底には、炭治郎と禰豆子への愛情がありますね。
鬼滅の刃は、登場人物がとても魅力的です。
私は、炭治郎のひたむきな眼差しや見開いた眼、錆兎の何とも言えない笑顔、義勇の鬼気迫る表情がとても好きです。
ぜひぜひ、原作でご覧下さいね!